もう~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ↑ どんだけ~(笑) 大変大変大変、お待たせしました(* v v)。 記念すべき 100万HITのキリバンの物語 踏んでくれた、ちーちゃんによるリクエストの キリバン創作storyです。 (※これはあくまで架空のフィクションのラブストーリーです) ・・・やっと彼と逢える・・・ 久しぶりの逢瀬だった。 実のところは 逢瀬というより 私の勤める会社が主催する 映画関係者を招待した パーティーで 顔を合わすことに なりそうなのだ。 私は日本の 映画配給会社の役員秘書をしている。 今日は うちの会社の20周年で そのパーティが開かれる。 まさか・・・ そこに彼が来るとは 思いもしなかったのだけれど 招待者のリストの中に 彼の名前があったことが気になっていた。 彼は来ることを決めたらしい。 それは・・・ もしかしたら 私に逢うため・・・? なんてね・・・ そんなことあるわけないか。 でも このところ彼は 目が回りそうに忙しい。 電話をするのも 気が引けてしまうほど・・・ 一分一秒さえ 睡眠に当ててほしいと思うほどに 過酷な生活を余儀なくされている。 今年は夏に会う約束も叶わなかったし まさか 暫くぶりの逢瀬が うちの会社のパーティになるなんて。 皮肉だな・・・ だって 周りの誰も 私達の関係を知らないし 知られるわけにもいかないのだから・・・。 彼と逢えるのは嬉しいけれど ゆっくり話す時間があるかしら・・・ いや やっぱりそれでも 顔が見れるだけでも嬉しい! 私は準備の手伝い等もあり 昼過ぎには 会場となるホテルに入った。 「すいません、ちーさん、 このお花はここでいいですかね?」 「ええ。 あ・・・そうね、やっぱり舞台の袖に」 部下の問いかけなんかに答えつつ バタバタと時間は過ぎた。 パーティー開始時刻間際。 続々と招待を受けた 関係者達が会場入りしてくる。 まだ彼の姿は見えない・・・。 次々と到着してくる方々を 入り口で迎えていると 後ろから肩を叩かれた。 ・・・あっ・・・ 振り向いた私と目が合ったのは 背が高くて 青い瞳の美男子。 懐かしい顔つき・・・ そう! 以前学生時代に同じ学部で 束になって遊んでいた 韓国系アメリカ人の ダニエルだった。 彼とは 仕事をし始めてからも 同じ業界を選んだことから よくメールをしあったり 機会があれば 数人で集まって飲み会をしたりしていた。 このところ忙しくて 一年程会ってはいなかった。 「ダニエル~~!!」 「ち~~!!元気だったか?」 にっこりと笑う人懐っこい笑顔に ついつい時間があの頃に戻る。 「うん~!そっちこそどうしてたのよ?」 ついつい話し込みそうになって 慌てて入り口を向き直る。 「後でな!」 「うん!」 ダニエルに手を降り また入り口を向き直ったとき じっとこちらを見ている男性と目が合った。 彼だ!! 無表情のまま 彼はこちらに歩いてきて わざと私の前を通って会場に入る。 「ようこそ、いらっしゃいませ」 チラリと交わされる視線。 目が合った瞬間 彼は私だけに分かるよう 一瞬パチリと片目を閉じて見せた。 一気に頭に血が昇る。 私はそれを悟られまいと 次に入ってくるお客様に しきりに挨拶をして頭を下げた。 パーティが始まり 各代表の挨拶等が済んで 会場は食事タイムへと 進んでいく。 広い会場内は 相当数の人で埋まり 彼がどこにいるのか 目で追うのも大変だった。 次々と顔を合わす人に 挨拶をしながら 彼も大変そうだ。 私も何か口にしようと 料理の前に足を運んだとき ダニエルが私の隣にやってきた。 「これ?」 「あ、うん、それでいいや」 丁度取ろうとした料理を ダニエルが皿に入れてくれた。 「ちー、お前、なんか綺麗になったよな」 「は?何言ってんのよ!ダニエルったら、 あなたはお世辞がうまくなったわね」 「まぁな!彼氏でも出来たのか?」 「え?ふふ・・・まぁね・・・」 「ホントかよ~~!!ゴールイン間近か?」 「それはまだ、どうかな・・・」 「なんだよ~~!! 早くしろよ! みんなで又お祝いしなきゃな~!」 さんざん盛り上がって話し込んでいたが ふと彼が気になり その姿を探そうと 目を泳がせた。 ・・・!?・・・ 見ている・・・ 彼がこっちを見てる。 それも 怖い顔して・・・ どうしたんだろう・・・? 中間の締めで一時 また役員からの挨拶が入る。 堅苦しいパーティはここまでとなり 数名帰る人がでてくるものの あとは ガーデンを開放しての 和やかな雰囲気での 談笑タイムに突入となった。 グラスを片手に ガーデンに出て 思い思いの人と対談を楽しむ人達。 緊張感から解き放たれて ほっと溜息をついたとき 携帯が鳴った。 「もしもし」 「俺だよ・・・」 「えっ!?・・・どこから?」 「話があるんだ・・・ 上に部屋を取ってある。 ○○○○号室だ。すぐ来て」 「えっ?」 「もう仕事はいいだろ?すぐだよ、いいね?」 言うだけ言って 電話は切れた。 ・・・話・・・? なんの話があるんだろう・・・ 不安に思いつつも 彼に逢いたい ふたりきりで逢える 逸る気持ちで私は 会場を飛び出し ホテルのエレベータで階上に向かった。
by fu-rinnosuika
| 2008-11-28 02:08
| キリバン 創作
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イ・ビョンホン 以前は 彼一筋に愛していた女の 今現在の日常ブログです。
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