カテゴリ:創作 ノンフィクション( 9 )
        
 リアル創作 『Noticed 9』end
★ももこひめさんが常に新たな熊本でのペット同伴の状況、他にも変わらず多くの愛護記事を上げてくれています。↓


ももこひめさんち 記事一覧

★先日テロップで書きました、愛媛で行われる「豚のロディオ」
アニマルライツセンターからの署名や、多くの方からの声が届き
来年から廃止に!!


豚のロディオ 2017年から廃止に




様々なブログやHPにて

日々、人間に苦しめられる動物たちが
今日もこの時、何処かにいる。

その事を歩未は知る。


毛皮、動物実験、畜産動物
熊、イルカ、競走馬に殺処分。
闘犬に闘牛、闘鶏、サーカス。

どれも人間のエゴからの
拉致監禁の末の虐待と虐殺に違いない。

無論、それ以外にも問題は山積みだ。


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前述しているけれど

歩未自身は、動物を本来居るべき場所から
多種である人間が拉致してきて監禁する

そして見世物にしている
水族館にも、動物園にも反対だ。


その時は見て、楽しいとも可愛いとも思う。

けれど、その一瞬の為に
彼らは本来動き回れる自由を失い

誰も知らぬ檻の中で
何の楽しみもない生涯を過ごす。


自分であれば耐えられないと思うから。


これには賛否両論ある。

子供達が野生の動物を見る事が出来る
生体の勉強になるとの意見
絶滅危惧種を救い、増やしているとの見解。

確かにそういう事も否定は出来ない。

けれど、絶滅危惧種を救うというなら
他の動物を見世物にしてもいいのか?

勉強のために犠牲にしていいのだろうか?


確かに群れで生きる動物の中にも
順応できている者とそうでない者がいるだろう。

自分がそうだと考えて
その環境からは逃げたいと思うと思う。

それでは多種である者に突如連れ去られ
見知らぬ気候も環境も違う所で

狭い檻に閉じ込められ、見世物にされ
ただ死なぬように食べ物だけは与えられる。

それも一生・・・
来る日も来る日も。

いつまで続くか分からない、死ぬまで。

きっと気が変になってしまう気がする。
そんな生活はまっぴらだと思うからだ。



その他にも
オーストリッチの毛皮の恐ろしさも知った。

殺されるダチョウはまだ子供であるし
仲間の惨い仕打ちを見せられて
殺される様は、もはや命扱いではない。

考えてみれば食肉となる豚も
生後六か月の子供。

鶏だって、体を無理やり大きくしても
50日では幼子の域なのだ。


中国の犬肉祭りの残酷さ
これもとてもじゃないが凝視できない代物。

実際に多くの中国人が
反対の声を上げているという。

韓国やベトナムで続いている犬肉食で
苦しめられて殺される犬たちの現実も悲惨。

その為に繁殖させられた犬もいれば
飼われていたものを盗まれたものも多数。

死の瀬戸際で助けられて
新たな家族と共に過ごしている
僅かな運の良い子達の姿。

必死で反対を訴えている方々がいるのも知った。



それから、未だ福島に残されている
生き伸びている小さな命。

その猫たちの為に毎週餌を運び
治療が必要なら施し

捕獲が可能なら試みる活動を
ひたすらに続ける人達もいる。


これらはメディアで報道されることは
極めて無いに等しい。

隠された裏の世界。

さすれば、知る方法は只一つ。

自分が興味を持ち
常に新たな情報を仕入れるかどうか。

それに対してどう考えるか
知り、真剣に考えてみる必要がある。


無論、その答えは
全ての人間が自分と同じとは限らない。

けれど、知ることが第一歩である。

知らずに過ごす事程
罪深いことは無いと思うのだ。



未だ、自分の考え方や身の置き方

考えの違う友人や知人に対して
ましてや、自分自身に対しても

どう接するべきなのか
どう赦すべきなのか

物凄く考える。


きっとこの葛藤は一生続くのだろう。


でも、一生なんてあっという間だ。

だってきっと
既に半分は過ごしてしまったのだろうから。

だから、これからも模索しながら

新たな情報を仕入れ
見ることが辛くとも受け入れ

自分に出来ることを考えて生きていく。


歩未の生き方は明らかに
それまで知らずに生きてきた自分とは

かけ離れたものになっただろう。


それでも、間違いではない。

人生に偶然はない。全ては必然。

知らぬことが罪であると
知ることが出来たのは、幸せな事に違いない。



‐the end -



★レビューも読んでね。※リンク先に残酷な動画あり。ポチッと★
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by fu-rinnosuika | 2016-05-04 04:56 | 創作 ノンフィクション | Comments(5)
        
 リアル創作 『Noticed 8』
★毎年8月、愛媛県西予市三瓶町では「豚のロディオ」なる動物虐待の祭りが開かれています。今年こそ廃止すべく力をお貸し下さい。↓ めー子さん宅の記事貼りつけます。


25年続けられている、愛媛県の「豚のロディオ」に終止符を!




毛皮、実験、そして畜産。

海に住む魚や哺乳類たちも
また、それ以外でも

本当に多くの動物たちが
人間の犠牲となっていると知った。

けれど、他にも避けては通れない
身近な問題があることに
歩未は気づくことになった。


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それは、今は自身が飼うことが出来ない
愛玩動物、ペットの問題だ。


人間のエゴで捨てられ

1年間に、ガス室で処分されている
犬と猫の数は膨大で
実に、10万8千頭にもなるそうだ。


それも、表に出ている数だけ。

ペットショップでの流通過程や
売れ残ったり、闇で処分された数を入れたなら
それはもっと膨大な数になるだろう。


歩未はここでも、自分の無知さを
むざむざと見せつけられる事になったのだ。


(ペットはペットショップで買うもの)

そう思っていた。

それ以外の方法があるとは、想像もつかず
それが間違っているとは思いもしなかった。

けれど、それは大間違いであったのだ。


可愛い子犬や子猫たちが
綺麗なゲージに並んでいる

あの穏やか且つ癒される光景の裏には
驚愕の恐ろしい現実が隠されていたのである。


ペットショップには
確かに見目可愛い赤子の犬や猫
小動物たちが並んでいる。

それを見ているのは可愛く癒しであるだろう。

けれど、そうなっている現実の
その後先を考えていなかったのだ。


ショップには、いつも
まだ小さな可愛い幼子だけが並んでいる。

売れなければ大きくなる筈なのに
大きい子は、ほぼ居ない店内。

おかしいとは思わなかった。

大きくなった子達は
一体どうなってしまうのか?

破格処分、セール価格等で売られ
それでも売れなければ処分対象となる。


それに、いつもいつも子供が必要なら
絶えずそれを産ませるべく

繁殖犬等と呼ばれる
製造用の親動物が必要だということ。


ひとまず、犬について見てみよう。

その子達は
全てが全てとは言えないものの

多くが悪徳ブリーダーと呼ばれる
毛皮産業にも劣らぬ程
劣悪なゲージで、酷い環境の中で

汚物もろくに掃除もしてもらえず
病も治療もしてもらえず

繁殖期が来たら
無理やりに交尾をさせられて
ただひたすらに産まされ続けている。


そして、まだ精神も体も安定しない
赤子の段階で子供は奪われて
売られてしまうのだ。

これでは畜産動物と同じでは?


そのブリーダーたちにとっては

彼らは只の金蔓に過ぎず
命と思われれいない。

闇で繁殖させた子犬を
高額で売りつける
犯罪ブリーダーも存在する。


少し前、その悪事の証拠を取り
警察に通報するという

ボランティア団体のレスキュー場面が
放映された番組を見た。

チワワを闇で繁殖させ
張り紙をしては高額で売りつけていた男。

その子達を掴んだり落としたり
乱暴に扱っていた上

公共の土地に繁殖させた犬を隠し
死んでも構わないなどと
宣(のたま)う愚か者であった。


また、業者からの処分依頼を
行政が受け付けなくなったことから

抜け道として、闇の処分業者が存在し
用済みになった子達を大量に捨てているのが
往々にして見つかっている現実。


気付かなかった。


チラシに関わる仕事をしていた時も

命に値段がつけられ
写真を載せられてチラシを打たれている
そんな事は、モラルに反する事だという事に。


そして、もっと前
ここで某韓国俳優を追い掛け回していた当時

戦友ブロガーさんが飼っていた
多くのバセット達。

あの子たちが、虐待を受けて育ったり
様々な曰くつきであることを聞いていた。

それを引き取り

彼女は大切に家族として
毎日散歩し、病になれば看病し
そうして大勢で暮らしていたのに。


確かに、その子たちは彼女の元に来られて
とても幸せに違いない

ああ、本当に良かった。
そう思ってはいた。

だけど、その経緯をもっと追究しなかった。


ショップで買うことが
結果、知らずして買う人たちの
大好きな動物達を苦しめる

その手伝いをしているという現実に
気付くチャンスが何度もありながら

ベクトルを向けるのが今になってしまったのだ。


ごめんね・・・


歩未は、心で謝る他、やりようがなかった。

けれど、気づいたからには
出来ることが必ずある筈だから。

他の動物たちの時と同じように。



つづく・・・


★長いですがレビューも必ず読んで下さい。ポチッと★
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by fu-rinnosuika | 2016-03-28 05:23 | 創作 ノンフィクション | Comments(6)
        
 リアル創作 『Noticed 7』
★ロート製薬が、化粧品の動物実験を廃止しました!これも署名した者としては嬉しい限りです。↓ アニマルライツセンターの記事貼りつけますヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀






イルカの他にも、熊さえ
人間のせいで自殺に追い込まれている

そんな実態を目の当たりにした歩未。


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肉を食べることを辞めたものの

やはり、魚も手足が無いだけで
同じことだと思う様になった。


海の魚の数は
目に見えて減っているという。

人間が捕りすぎて居なくなっているからだ。

かといって
養殖の現場は大量畜産と同じ。

魚にはストレスと抗生剤まみれの
汚染された残酷な場所なのだ。


大量畜産が産む悲劇。

それは、家畜たちの命のみならず
環境問題や飢餓問題とも
切っては切れぬことを知る。


大量の穀物を家畜たちに与える為

穀物を栽培する土地の確保や
飼育場の確保。

今や、一秒間に焼き払われる森林は
なんと、テニスコート2つ分にもなるという。


そして、家畜たちの出すメタンガスは

車の排気ガスなど足元にも及ばぬ程の
地球温暖化の原因となっている。

だから、肉食を日本に伝え
推進し続けてきたアメリカでさえ

その危機が並々ならぬ事を感じ
国がそれを発表し
ミートフリーマンデーを勧めている。


知らなかったのは
日本人では歩未だけではない筈だ。

物凄く遅れていると感じざるを得ない。

あるいは、情報をあまり出さぬよう
操作されている可能性も否めない。


周りを見渡してみたら
肉を食べない、魚を食べない

そんな人の少なさに驚くのだから
畜産業界の利益や力は膨大だろう。


家畜たちに与えている穀物を
地球上で暮らす人間で分け合えれば
飢餓は無くなる量だそうだ。

とはいえ、利害が絡むこと。

そう簡単にはいかぬということも
歩未にだって分かってはいるけれど。


歩未が見た『食』に関する虐待は
他にも沢山あった。

彼女自身は、触感が好きではなく
一度口にしてから食べたことは無いが

高級品、珍味と呼ばれながらも
今や、ファミレスでも食べられてしまう
ファオグラ。

ただの(脂肪肝)そう思っていた。


ヘンゼルとグレーテルの魔女ではないが

アヒルやガチョウに沢山の餌を与え
太らせて脂肪肝にさせたもの。

そうは思っていたのだが
そんな生易しいものではなかったのだ。


アヒル、ガチョウというのは水鳥で
グースと同じく、肝臓を取られ
羽はダウンとして使われることもあるらしい。


そのフォアグラの作られ方は

鶏卵用の鶏と同じく
人工で孵化させられて命が生まれる。

ところが、フォアグラにするのには
雌は向いていない。

だから、あのヒヨコたち同様

生きたままミンチにされてしまう。


そして、生き残った雄は

後の拷問のような
強制給仕に耐えられるよう

暫くの間、放し飼いにさせられる。


その束の間の期間だけが
鳥たちにとって、生涯での幸せな時間。

その後、鳥たちは
身動きが出来ない檻に一羽ずつ入れられ

隣の鳥と突きあわないよう
口ばしをスライスされるのだとか。

どれ程痛いだろうか・・・


そして、なんと強制給仕では

鉄のパイプを通して
トウモロコシなどの餌を
体重の約三分の一程を数秒で押し込まれる。

当然、鳥たちの食道は傷つき
中には胃が破裂するものさえ居るという。

鳥たちは胃痙攣を起こし
吐き出そうと苦しむけれど

身動きさえできず、吐き出すことも叶わない。


通常は、餌の時間というものは
どんな家畜にとっても嬉しい時間なのに

強制給仕の人間が現れると

彼らは恐怖におののき
身をよじって逃げようとするとか。

水も飲むことも許されず

ひたすらに3~4週間、その拷問を繰り返され

彼らの肝臓は、なんと通常の約10倍にも
膨れ上がるのだというのだ。


そんなことになれば
他の臓器が圧迫されてしまい

当然ながら、呼吸困難を起こす。

その頃になると彼らは口を常に開けたまま
ゼイゼイと苦しそうに息をしている。


白く美しかった羽根は
汚物と食物の油で覆われつくし

見るも無残な姿になっていく。

当然、途中で命を落とす鳥は
後を絶たないという。


もはや、そのアヒルたちの肝臓は

肝機能不全であり
完全なる病気の肝臓。

それを、無残に首を折ったり
失血死させて最後まで苦しめ

取り出した肝臓こそが、フォアグラなのだ。


有り得ない。


珍味?

一体これの何が珍味なのか。


一体誰がこのようなことを思いつき
珍味だなどと言っているのか。

歩未は、悲しみの中に怒りの感情が
湧き出してくるのを抑えられなかった。


それに、そんな病気の肝臓を食べて
人体に影響がないと言えると?


無論、密飼いされている家畜達は
ストレス等で病に侵され

病気の部分や腫瘍部は除かれ

塩素消毒などをされて
綺麗な所だけを肉として売られているが

結局は病気の生き物を食べている訳である。


皆、怖くはないのか?


肉から取る栄養素?アミノ酸?
タンパク質?

それと引き換えに何を失っているのか
気付いてはいないのだろう。

無論、肉食で酸性化した体を
自らの骨を削って中和している事も含め。

実におかしな風習だと思える。


低価格化したフォアグラ商戦では

ファミリーマートで
フォアグラ弁当を販売する計画があったが

多くの人の署名や、訴えにより
先方は、売ることを辞めてくれたという。

「お客様に不快な思いをさせるのは 
 本意ではない」

素晴らしい選択をしてくれたものだと
そのようなことが可能なのかと

改めて、歩未は

無力な自分にも
なにもできないわけじゃない

そんな想いが確信をついてきたのだった。


無論、それでも売ると

慈善事業ではないから
需要があるなら売ると言って

販売に踏み切った某大手ファミレスもある。

でも、諦めるわけにはいかない。


無論、署名はしたけれど
いづれ、無くさなければならない

それまで何度だって署名する

大好きなファミレスであったけれど

肉を辞めたとて、魚を辞めたとて
食べれるもの、飲めるものはあるが
辞めてくれるまで二度と行かぬ

そう強く思う歩未であった。


つづく・・・

※残酷な動画あります。レビューもあるので見てね。ポチっと★
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by fu-rinnosuika | 2016-02-19 03:48 | 創作 ノンフィクション | Comments(4)
        
 リアル創作 『Noticed 6』
★先月29日、農林水産省前で、イルカ猟廃止運動が行われました。めー子さんの記事 ↓ 是非読んで下さいヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀






その動画では、海で暮らす
哺乳類たちが捉えられていた。


日本の伝統の名で知られる
和歌山、太地町のイルカ猟。

世界的にも、批判を浴びているという。


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丁度同時期、まるで計ったように

歩未は知人に
太地の鯨漁の事を書いた小説本を
貰ったけれど、まだ読めていない。

どうやら江戸時代の話のようだった。


文化と一言で言っても

残すべきものと
そうでないものがあるように思う。


江戸時代には
イルカやシャチ、鯨の生態は
今ほど知られてはいなかっただろう。


イルカ達がとても頭のいい動物なのは

水族館のイルカショーを
一度でも見た事のある人なら
誰でも知って居る筈だ。


歩未は水族館が大好きだった。

最近でこそ行ってないが

一人で沖縄に旅行した時にも
ちゅら海水族館を見学したし

はるか昔、デートをする際

行きたい所を聞かれたら
一度は水族館を上げたものだ。


あの頃には、想像も出来なかった。
虐待だなんて、気づかなかった。

実際には、捕らわれて
狭い水槽で泳ぐ魚達が

そのイルカショーが

どれ程残酷であるかについても
今更知ることになったのだ。


イルカ達は
追い込み漁と呼ばれる方法で

イルカ達の嫌がる音を出しながら
浅瀬まで追い込んでいく。


絶えず群れで行動する彼らは
何頭も浅瀬に追いやられていく。


1997年、太地町では

学術目的との名目でオルカを捕獲し
それが世界を震撼させたという。

その現場の動画を見た。

生け捕りにすべく、群れの中の数頭を

一頭ずつ布だかビニールに乗せ
両サイドをクレーンなどを使って吊り上げ
捕獲する様子を見た。


小さな子供のオルカも居た。

妊娠しているオルカも居た。

その時の、彼らの鳴き声を聞いた。

「嫌だよ~・・・、やめて・・・お願い~」
「放して~・・・助けて・・・帰して~」

そんな風に聞こえるような
悲しく響く悲鳴を上げていた。

正直、もう聞きたくない。
そう思う程耳に残る、悲痛な叫びだった。


仲間や家族のオルカたちは

心配そうにその様子をずっと見ている。
逃げて去ろうなどという動きは見られない。

仲間を思う気持ちがとても強いから。


捕獲が終わると、残りは放たれ

じっと様子を伺っていた仲間たちは
なかなか帰ろうとしない者も居たが

やがて観念し、海に帰って行ったのだった。


けれど、群れの団結力の強さ故

数頭でも奪われては

その群れは存続できないかもしれないと
専門家は話していると言う。

捕獲されたオルカは
各水族館等に売られていき

早いものでは、たった数カ月で命を落としている。


イルカ漁については

間近で見ると、あんなに可愛いイルカ達が
信じられない数、浅瀬に追い込まれ

切り裂かれて殺され
海は血の色で真っ赤に染まっていたのだ。

この世のものとは思えぬ光景だった・・・。


諸外国から批判を浴びてまで
イルカ等を捕獲する理由

それは、伝統という名のもとに

生態を販売(水族館等に高額で売る)や
食肉としての販売の為。


捕獲されて水族館への移動も

イルカ達にとってはとてもストレスで
一人きりで辛いものであり

たとえ水族館に無事到着できたとしても

その寿命は、野生のものと比べたら
極端に短いものとなる。


そりゃあそうだよね・・・


歩未は思い出していた。

彼女は大好きなグアムで
野生のイルカウオッチングをした。

とても敏感な動物で
必ず見られるとは限らないと言われ

見られなかったらTシャツを貰える
そんな条件の参加だった。

随分沖まで船で出たと思う。

幸いにも
見ることが出来たイルカは

沢山の数が居て

それも、凄い速さで
広い広い、底も見えぬ程深い真っ青な海を
泳いでいたのだった。


イルカは60キロものスピードで
海中を泳ぐ生き物なのだそうだ。

けれど、狭い狭い水族館の水槽で
そんなスピードを出しては

あっという間に壁にぶつかってしまう。

群れで暮らす筈なのに
家族も居ない。

その上、やりたくもない
ショーまで強引にさせられる。

観客はその時は声援を送り
楽しむけれど
ショーが終わると家に帰って行く。


イルカはショーなど楽しくもないし

客が帰ってしまった後も
帰る家族が待っている場所なんて無いのだ。

狭く、寂しい水槽の中でずっと
過ごさなければならないのだ。


完全なる拉致監禁と虐待ではないか。

なんということをしていたのか・・・


歩未はまたしても
バカ極まりなっかったと

自分の無知さと
考えもせず生きて来た事を恥じた。


そして、毛皮、肉同様
その恐ろしいことを、恐ろしいと思わない

そんな風に、いわば
マインドコントロールされている世界

殆どの人間が目隠しをされた世界

それが本当に怖いと思った。


こんな記述も見た。


ある水族館で

数頭居るショーをするイルカの一頭が
逆さになったまま、動かないと。

死んでいるわけじゃない。

あろうことか
自殺を図っているというのだ!

イルカにの背中には
呼吸をする為の穴が開いているのを
見たことがある人も多いと思う。

そのイルカは、この生活が辛すぎて
死ぬことを選んだのだと。


「おい、やめろ!」そんな気持ちか

仲間のイルカたちが
必死でひっくり返そうとする。

けれど、そのイルカは意を決して動かない。


実際、自然界のイルカでも

弱って泳げなくなったイルカを
二頭が両側から支えて持ち上げ、息をさせ

自分たちが持ちこたえられなくなると
一旦離して自分達が息をしては

またそのイルカを持ち上げる

そうして助けている姿が
目撃されているという。


そうしているうち

水族館のスタッフたちが
自殺行為を辞めさせようと入水すると

今度は周りのイルカたちが
バリアを張って
人間を近づけないようにしたのだと。

どれだけ強い仲間意識なのだろうか。


まして、動物が自殺をする・・・!?


そんなことはさせてはいけない。

そんなに知能が高く
人と同じように感情を持つ動物を

自ら命を絶つ程に苦しめるなんて
絶対にしてはいけない。


歩未は強くそう思った。


歩未には幸い
動物への愛護の気持ちが強く

出来る限りの保護猫を引き取り
飼っている友人が居る。

歩未の知ったばかりの動物の真実や
彼女の想いを、良く聞いてくれた。

彼は多くの動物達の現状を
昨今知り得た彼女よりずっと前から
多く知っていることがあるのに驚いた。


その友人と、ある日こんな話をした。

彼曰く

「人間が一番賢いとされる理由は
 自殺するのは人間だけだからだよ」

歩未は返した。

「それは間違いだよ。イルカも・・・
 熊も、自殺するよ。それが目撃されてるから」

彼はこう言った。

「そっか・・・じゃあ、そんな目に
合わせちゃいけない。殺しちゃいけないね」

歩未は興奮気味に畳み掛けた。

「大体、熊の熊胆(ゆうたん)とか、ホントに要る?
 代替え品がある、下らない効能に必要?」

彼は、冷静に答えてくれた。

「要らない。悪いのは人間だよ、人間なんだ」


まさか・・・まさか

動物が自殺を考えるだなんて!

それを行動に移すことができるなんて。


知らなかった・・・

そんなに知能が高い動物が居たなんて。

それに、彼らは何種類の言語をも
使い分けている、という記述も見たけれど

それを解読する事は
人間には出来ていないのだと言う。


思えば、多種をこんなにまで虐げ
同種をも差別し、大量殺害し
地球まで滅ぼそうとしている。

この地球上において
一番愚かなのは人間じゃないか。


原発の真実を知った時にも思ったし

人間が愚か極まりない事は
以前から分かってはいたけれど

けれど、改めて

歩未は、人間たるもの
なんと恐ろしいことをしているのかと

やはり溢れる涙を止めることができなかった。


つづく・・・


※熊胆については、次回説明します。



※残酷な動画あります。レビューもあるので見てね。ポチっと★
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by fu-rinnosuika | 2016-01-31 03:55 | 創作 ノンフィクション | Comments(3)
        
 リアル創作 『Noticed 5』
★この寒い時期、特に車に乗る際は、ボンネットをバンバンして!猫が居るかも。日産が呼びかけてます!ももこひめさんの記事 ↓ 貼るねヾ(❀╹◡╹)ノ゙❀





畜産動物たちの、凄まじい虐待

過酷な現実を
目の当たりにした歩未。


牛だけに留まらず
豚も、そして鶏も

生れて間もなく、不要なら
ゴミのように捨てられ、切り刻まれ

去勢も尻尾も
歯も口ばしも、麻酔もせずに
切って落とされ

慢性の痛みの中、絶望の中
苦しみながら生涯を終える。


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大量畜産の現場では
産まれて死ぬまで

命として扱われることは無く
愛情を受けることも無い。

どこもかしこも
地獄絵図以外の何物でもなかった。


こんなこと・・・

こんなこと許せるだろうか・・・?


心底人間が嫌になった。

戦争や飢餓ともなれば
人は人にも同じことが出来る動物。


そして、飢餓でない現実でも

その差別をする習慣から
酷い目に合わされている人達が
今この時も居るのだ。


原発の仕組みだってそう

発展途上国から輸入する
カカオやコーヒー豆だってそう。

働かされているのは
社会的立場が低いと分類される

同じ人間たちが

時には奴隷である
お金で買われた子供が

命の危険に曝されながら
毎日労働を強いられているのだ。


狂ってる・・・

こんな社会、狂ってるし、腐ってる!


熱に魘され、何か口にして
薬を飲まねばと思えど

冷凍庫を開けると
以前買っておいたお肉がラップに

そして、冷凍の肉うどんに
焼き豚チャーハン、餃子。

それらを日々普通に食べてきた自分。


これから一体どうしたらいいだろう?


頭の中がゆらりと蠢き
眩暈にも似た絶望を感じた。


できることならもう
このまま突っ伏したままで・・・


でも、そんな訳に行かない。

十代、二十代であれば

恵まれた環境に居た自分は
そんな甘えも許されたかもしれない。


けれど今はもう、列記とした大人なのだ。

長く寝込めば、他人に迷惑もかけ
家族に心配もかけることになる。

それ位の事は分かってる。


とにもかくにも、元気にならなければ。

これは、ただの風邪なのだから。


そう言い聞かせつつ
口に出来るものを食べた。


そうして憑かれたように
寝込みつつも漁り尽くした動物の現状。

無論、それは全てではなく
ほんの一部であった為

その後も、歩未は
調べることを辞めなかった。


何故なら・・・


何故なら、気づいたから。


自分が寝込んで泣いていた所で
苦しんでいる動物達が救われる事はない。

それに、動画や記事を見た辛さが

彼らの辛さや苦しみに比べて
一体何だというのか?

今、この時も
残酷な仕打ちを受けている
動物たちが世界中に居る。

けれど、それを止められるのは
はじめた人間だけだという事。

『自分一人がやったところで変わらない』

そんなことは決してないという事。


『大勢』『みんな』

そんな集合体で力を持つ総称の中身は
実は、一人一人の集まりなのだから。

一人が10人分、100人分なんて有り得ない。


だから、多くの愛護団体の方や
ボランティア活動の方

消費者の声等が届いて
改善されていく事
変わっていく事がある事実も知った。


なら、こんな自分にも
出来る事が有りはしないか?


それにはまず、立たなければ。

人に心配をかけていたのでは
本末転倒であるし

誰かを救いたくば、自分が強く
元気でなければ到底救うことなど叶わない。

そして、誰にも優しくなど出来はしない。

そのことに、気づいたから。



歩未は、まず出来る事として

当然のことながら
二度と毛皮を買わぬ決意をした。


そして、動物実験にも反対を示し

自らが使っている化粧品等を見直し
問い合わせをする等してみた。

勇気が要る事ではあったが
それが外へ向けての第一歩だった。


各、動物たちの虐待や酷い扱い

それらを辞めさせる著名を
乗せてくれているブログから

慣れないながらも、ネット著名を幾つもした。

(※著名の事は改めて記事にしますね。やり方は簡単です。
  著名するとアカウントが作成されるサイトもあります。)



そして、アニマルライツセンターから

自ら無言でも発信すべく
啓発バッヂを取り寄せた。


決して高額は買えないけど
売り上げは動物たちの為に使われるし

これ見よがしに持って歩けば
目が留まって気になる人は、きっといる。

一石二鳥だと思った。

早速、バッグに付けて歩いた。


それから、肉を食べない決意をした。

決意をした、というのは
間違いかもしれない。

『もう食べられない』

だから、食べられなくなったが正しいだろう。


冷凍庫に残された食材の多くを見て

いつも『無い、足りない』
そう思って買ってきたのに

物凄い数のストックがあったことに
今更気づかされた。

お肉云々以前に

もっと食べ物を大切に扱うべきだと
反省もしたりした。

お肉自体や、エキスの入った物は

封を切っておらず
比較的新しいものは
お肉を食べる家族や知人にあげたりした。


けれど、少々期限が切れていたり
食べかけのものについては

どうするか・・・随分悩んだ。

命があったものの死体なのだから
土に埋めて荼毘に付すべきだ。

そのような意見も読んだ。


けれど、歩未の出した答えは
それではなかった。

付近に、そんなに土を掘って
埋められる場所は無い。


食べる為に買ってきたもの・・・

そして、もう、そこには
魂は宿ってはいない事。

それを思うと
辛かろうがなんだろうが

彼らの事を想いながら
懺悔の念で全て食べきり
そして、今後は二度と買うまい。

そう思ったのだ。


事実、一種のノイローゼかもしれないが

歩未はその後
スーパーに買い物に出ても

肉売り場を通るとき
肉を見ていると、それが死体に見え

彼らの悲鳴や鳴き声
涙が目の当たりに浮かび、木魂する。

だから、足早に目を背けて
通り去るようになってしまった。


そして、その時
肉は辞めても魚は食べよう。

卵は高いけれど、平飼い
もしくは放し飼いのものを必ず選ぼう。

それを量を減らして頂こう。


そう思っていた歩未であった。


あの動画、そして
あのブログの文面を見るまでは・・・。



つづく・・・



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by fu-rinnosuika | 2016-01-26 00:37 | 創作 ノンフィクション | Comments(13)
        
 リアル創作 『Noticed 4』



歩未が絶望を感じ

布団に突っ伏して涙し
立ち直れぬと思った理由は他にもある。


その悍ましい人間が齎す惨劇は

歩未自身が欠かすことができない
毎日の『食』の中にもあったからだ。


c0117518_3271489.png



冒頭でも書いた通り
歩未は、無類の肉好きだったと言えよう。


肉というものは、生き物であり

その命を奪っている現実は
今更考えなくても、分かっているものだ。


分かってる・・・?


いや、わかったつもり。ふりをして
見なかったことにしてきた事だったのだ。


自分たち人間は
食物連鎖の頂点であり雑食である。

だから、肉を食すのは至極当然であり

栄養素から見ても
必要不可欠な物なのだ。

沢山食べれば元気がでる。

それ位に思っていたと思う。


けれど、本当にそうなのか・・・?


歩未の常識は、寝込んで調べ上げた

その三日程の間で見たもので
見事に覆されたのである。


畜産動物、と人間が勝手に名づけた

そんな括りにある動物達が置かれた状況は
目に余る酷く残酷なものだったのだ。


牛たちは、とても優しい目をしていた。


本当に、とてもとても可愛い生き物だった。

それにすら気づかなかった・・・

本来は牧草を食べ、大きく飛び跳ね
駆け回る動物なのだ。


ところが、牛舎に繋がれた牛たちはどうだろう。


今は大量畜産、大量消費に
大量破棄の時代。

景気も影響してか、消費者は安いものを求める。

もっと安いものを、もっともっとと・・・


そうすれば、当然より沢山の動物を
人件費を削り、飼わねばならない。


ひとまず乳牛に目を向けてみた。


乳牛たちは、身動きもできない囲いの中

上にも跳ねれば電気ショックを受けるような
そんな装置さえも付けられ

その中で食事も睡眠も排泄も
全ての時間をそこで過ごしていた。

動かずにいてくれれば
汚物の世話も、楽になるからだという。


そして、本来は牧草を食べる動物なのに
不自然な穀物を与えられている。

だから、内臓の病にかかる牛も絶えず
治療される牛はいいほうだそうだ。


そして、そんな状況では
当然ストレスからも病にもなるので

大量の抗生剤を与えられているらしい。


母乳だって、通常の何倍も出るよう
改良だか、餌だかを与えられているのだと。


当たり前のことながら
考えたこともなかったけれど

牛の乳は、牛の赤ちゃんの為に出る母乳。

となると、乳牛は常に子を作らされ
そうしないと乳が搾取できないことになる。


機械に犯され、もしくは人の素手で犯され
人工授精されて、出産する。

それでも、どんな経緯であれ
母は子が可愛いのに・・・

それなのに、子に乳も与える事もないまま
すぐに仔牛は奪われてしまう。


母の乳を飲んでしまうと
人工の乳を飲まなくなるから・・・

始めの数日の乳は人間には毒で
使えないというのにも関わらず

後に全てを人間の為に採取するために。


牛は予知する能力があり、又
記憶力も高い動物なんだそうだ。


子を奪われた母は、何日も何日も
鳴き(泣き)続けると言う。

「赤ちゃんを返して」と。

子もしかり。悲しそうな声で
母をずっと呼び、涙を流していたりする。

栄養失調やストレスで下痢を起こし
多重の苦しみを与えられる。

赤ちゃんなのに・・・。


そんな中で、乳牛の牡の場合は
育てても乳は出さないため

乳飲み子の段階で食肉の為に殺されるという。

それも、人工であれろくにミルクも与えず
貧血状態にして・・・


仔牛肉というのは、柔らかくて白いものが
いいとされる。

そのために、貧血にさせ
括り付けて動けないよう、運動も妨げる。

そうすることで
白くて柔らかい肉になるのだとか。


酷い暴行を受けている仔牛も
何頭も見た。

止めることができず涙が溢れる。


雌の場合は、人工乳で育てられ
やがては母牛と同じ経緯を辿ることになる。

乳牛は、出産すると子を取り上げられ

体力が回復する間もなく
すぐにまた妊娠させられる。

そして、妊娠しながら搾乳され続け
体はボロボロになっていき
不自然な乳の量で乳腺炎となり苦しむ。

どれ程痛いだろう・・・苦しいだろう・・・


搾乳機で一日何度も絞られていると
乳房に傷がつき、膿んでしまったりする。

牛乳の中には膿が混じっているという話だ。

膿だ、とは言っていないが別の名前で呼ばれ
混ざっていい基準が設けられている
その量は、コップ一杯につき一滴だ、とも

アメリカの有名な愛護活動の方の講演で見た。


無論、ストレスで病気になる牛もいるが
治療が施される牧場は少ないようだった。


牛には雌でも角が生えているものだが
仔牛の頃に、麻酔もなく切られてしまうのだとか。

これは乳牛でも肉牛でも同じこと。

牛の角は頭蓋骨と繋がっており
神経も通っている繊細なものだ。

それを麻酔なしで切る・・・?


当然牛は、痛くて暴れまわる。
だから、押さえつけて切るのだけれど

切られた角からは夥しい血が流れる。

そして、そこに焼き鏝を当て
止血をするというのだ。

痛みに耐えきれず、失神したり衰弱したり
ショック死する牛もいるのだとか・・・


中には麻酔をする農家もあるけれど
しないのは、コストを下げるため。

たとえ麻酔をしたところで
覚めた時の痛みは尋常ではないだろうと思う。

角カバーなんてものも
発売されているというのに

復旧に至らないのは、コストの為に他ならない。


牛の尾はハエを追い払うため
不可欠なものだという。

けれど、搾乳の邪魔になるため
括り付けて壊死させ、腐らせて落とすというのだ。

尾にも骨が通っているというのに・・・。


そうして、何度か妊娠、出産を繰り返し
乳の出が悪くなった牛は・・・?


人間の年でいうと、まだずいぶん若いはず。

それでももう、用無しなので
肉にされるべく、と殺されてしまうのだ。


歩未は知らなかった。


ホルスタインは、肉になんかならないと
そう信じて疑ったことなどなかった。

だけど、実際は真逆で
例外なく殺され肉になるのが現実だったのだ。


当たり前のことだけれど

妊娠、出産しなければ乳が出ないことも・・・
考えたことすらなかった。


無論、と殺の場面も見た。


当たり前と思っていたことは
当たり前なんかじゃなかった。


彼らは頭がいい。

先に自分に起こることが分かる。

殺されるのは嫌だし
それはとてつもなく恐ろしいに決まってる。

大粒の涙を流している牛が
乳牛にも肉牛にも、沢山居た。


それを見て、仕方がない?

食物連鎖の頂点?

この大量に人工的に生ませて
要らなければ大量に破棄し
大量に斬殺する、この光景が?


日本では一応、スタンガンでの気絶は
行われているものの

上手くいかないケースもあるし
意識のあるまま、失血死させられ

床や壁は真っ赤な血に塗れ
もがき、苦しみながら死んでいく。


地獄絵図そのものだった。


歩未は、この映像だけは

最後の最後まで
なかなか見ることができなかった。


勿論、中にはいつ死に至ったか
わからないケースもあるようだけど

本当にこれは、あってはならぬ光景に思えた。


だけど、殺される場面だけが
可愛そうなわけじゃない。


歩未は知ったのだ。


彼らの生涯の全てにおいて

生まれてから殺される日まで
絶望と、痛みと苦しみの中で

生き地獄を味わわされていることを

無論それは、乳牛や肉牛だけではなく
他の動物達もみんなそうであることを。



つづく・・・



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by fu-rinnosuika | 2016-01-10 05:58 | 創作 ノンフィクション | Comments(3)
        
 リアル創作 『Noticed 3』




多くの動物が毛皮にされており

それは犬や猫、果ては
ウールやカシミヤにまで及び

想像を絶する悲惨な採取を知った歩未は


時を同じくし

その衝撃のあまりからか
元々の持病からなのか

酷い風邪を引き、寝込んでしまった。


c0117518_23365775.jpg


悪寒と熱に魘されながら

体辛さ故
ぐっすり眠ることも出来ず

夢現(ゆめうつつ)に見るのは
この目に焼き付いた動物達の悪夢。

何度も汗びっしょりになっては目が覚めた。


デスクトップのパソコンを持つ歩未には
今の体調でその前に座ることは出来ない。


それでも・・・

それでも彼女は
探ることを辞めなかった。


空空(うつらうつら)し
目が覚めては、携帯を手に。

熱が出れば尚、腕や背中も痛むというのに

寝込んだのは知る為の時間なのでは
などと思えて

まるで取り憑かれた様に

動物達のことを書かれた団体のHPや
ブログ記事を片っ端から読み漁った。


色んな動物達の現実を目にした。

それはそれは惨い現実だった。


やりきれない気持ちで
どうしようもなかった。



彼女はまた、美容に対する意識が
とても高い女であった。


高価な物を使うという事ではない。

化粧品をコロコロとジプシーの如く
変えることもなかったが

自分なりに勉強したり
いいと言われる話題のものには興味があった。


それに、大好きな韓国俳優の影響で

韓国語を勉強したり
ドラマを見たりしたせいもあり

韓国コスメにも非常に興味が高く

安く手に入る物を
幾つも取り入れていたりした。


次に彼女を驚愕させた事は

化粧品においても

多くの動物たちが実験と言う名の
犠牲になっていることだった。



一番多く描かれていたのが

シャンプー剤等の実験において
大人しく、涙量も少ないうさぎが

動けぬように拘束具に設置され
それも一匹二匹ではない数の子達が

クリップで瞼を閉じないよう留められ

そこにシャンプーなり
薬剤を入れるというのだ。


あまりの痛みに、暴れてしまい
首の骨を折ってしまう子もいるという。


それを72時間だったか・・・

よくは覚えていないのだが

とにかく、途方もない時間を
そのままで放置され、観察される。


通常、瞬きが出来ないだけでも

瞳が乾き、痛みを生じるのは
想像に難しくない。

入浴時に誤って
シャンプーが目に入った経験もある。

即洗い流さねば
その痛みは大変なものだ。

目を閉じたまま開けることなど出来はしない。

それをクリップで
ずっと開けさせられたまま・・・?


当然うさぎは、耐えきれぬ痛みを味わって
失明してしまうだろう。

そして、実験に使われた子たちは
その後は殺されてしまうという。

解剖して中を見るだとかというのだ。


・・・そんなバカな・・・


歩未は横になりながら、一人朦朧としつつ
またもや知った衝撃に更に苦しくなる。

もはや、体が苦しいのか
心が苦しいのかわからない。

いや、どっちもだ。


そういえば、前から少し興味があり
何度か目にしていた杉本彩のブログがある。

以前、たまたま目にしたその記事では

独自ブランドの化粧品の宣伝で
フェイスブラシが科学繊維なのだと

書いていたのを見た気がする。

そのとき、歩未は

(なんで本物の毛じゃないの?)
 
(私のは某有名メーカーのお姉さんが
 これはリス毛です、これは馬毛なんですよ
 そう言われて買った動物の毛だからいい品なのに・・・?)

そう思ったことを思い出す。


もう一度
彼女のブログをよくよく見てみる。

当然だった。

彼女は『動物を愛し、動物を犠牲にしない』

それをモットーに
自社ブランドを立ち上げていたからだ。


何と無知であったのだろう・・・


毛皮と同じことをしていた。

よくもまぁ、何の疑いもなく、命を犠牲にし
バカなことをしていたことだ・・・


美を追求したいと思いながら

アラフォーとなり、貧乏であったとしても

密かに美魔女と呼ばれたい
等と思っていながら

なんという為体(ていたらく)なのだ。


歩未は心底自分を軽蔑した。


某有名メーカーが美白化粧品で
白斑患者を多く出した

あの事件は目に新しい。


美白効果の実験においては
ラットだかネズミだかが貼りつけにされ

毛を剃った皮膚に物質を塗られて
長時間紫外線にさらされ、観察される。

どうなろうと、結局は殺されてしまうのだ。


杉本彩いわく、化粧品を作るにおいて
現在、動物実験の必要性は皆無であるという。

過去に多くの犠牲になってきた
動物たちのエビデンスがあるし

科学的な実験材料も充実している。

それなのにわざわざ新たに
美の為に犠牲を強いる必要はないのだと。


その通りだと思った。


本当におかしな話に思えた。

そうして何度も実験してOKが出て
商品化され売り出されていても

現に問題が生じた実例があるではないか!

それは何故なのか。


これは、医療に置いても言えること。


歩未は体の不調により
よく医者にかかり、投薬も治療も受けている。

医療現場においては
動物実験は必要不可欠なものだと

仕方がないものだと思い込んでいた。


けれど、美白化粧品の一つの事をとっても
動物の肌と人間の肌は違う。

似ていたとしても、非なる物なのだ。

口紅の実験では
うさぎの肛門が人の唇組織に似ており

そこで実験されているとも
動物が口紅を食べさせられているとも読んだが

それで安心は得られない気がする。


別のどこかで読んだが

医療においても
もう動物での実験は時代遅れで

たとえばヒ素ひとつにしても

人間の致死量を飲んだところで
問題ない動物もいる。


気管に管を通す挿管の練習では
猫の喉に、何十回も管を出し入れする等

赤ちゃんの挿管のためだと称して
行われていたりもするらしいが

そんなことをしては
猫の気道は傷だらけとなり

麻酔が切れた後、生き延びられるかわからない。


それも、現在は模型だか何だかで
良くできたものがあるのに

猫を使って練習する必要はない
そんな事を言っている医者もいるようだった。


もっと読み進めていくと

ストレステストだと称して
犬の足を何度も何度もハンマーで殴り潰し

その経過を観察したり。

本当に残酷なだけで、なんの必要性があり
そんなことをするのか。


実験は当然、それだけではない。

猫や猿の頭蓋骨に穴を開け
脳に装置を設置し、何かを調べたりもする。


うさぎの毛を剃り、皮膚に劇薬を塗りつける

ダニを大量につけたものを押し付ける等して
酷い大けがを負わせる等する。

書ききれない程の、残酷極まりない
実験の数々・・・

使われる動物たちも、また
多くの種類であり

犠牲になっているのは
想像を絶する、到底信じられない数だった。


その動物たちの扱われ方も
一部の貴重な映像を上げたブログも見たが

とても大切に扱われているとは程遠く
酷い仕打ちを受けていた。


一体人間は何をやっているの・・・

恐ろしさに、歩未の悪寒は更に増す。


そういえば、戦争について
とても詳しい友人から、聞いたことを思い出す。

満州での秘密部隊、731部隊。

その事を思いだした。


捕虜に取った人間たちを「丸太」と呼んで
生きたまま、残虐な実験を繰り返し

大量に殺戮をしたと聞いたときの
世にも悍ましいその記憶。


人間は、人間にもそのようなことをする。

そして、それと同じことを今尚

罪なき動物たちに、平然と、必要だと
堂々、これは合法なのだと

そのようなことを行っているのだ・・・


赦せない。

知らなかった自分のことも
こんなに残酷な人間のことも

何もかも全て・・・


布団の中で突っ伏したまま

更に喉が痛くなるというのに
歩未は嗚咽を堪えることができなかった。


つづく・・・




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by fu-rinnosuika | 2016-01-05 05:16 | 創作 ノンフィクション | Comments(4)
        
 リアル創作 『Noticed 2』



ゾッとした。

歩未は心底ゾッとした。


考えてもいなかった悍ましい状況が
目の前に現れたのだ。

こんな恐ろしい事をして
あのフワフワなラビットファーは
作られていたのか。


c0117518_275064.png



すぐさま、数年前に結婚式出席した際

寒空の中、ノースリのドレスに羽織る為
奮発して買ったファージャケットが目に浮かぶ。


高いものだったし、滅多に羽織ることは無い。

あれっきり大切に
クローゼットに仕舞ったままだ。


即座にクローゼットに駆けつける。


その気持ちが良すぎる程にフワフワの
ベージュのジャケットを手に取り

逸る気持ちでタグを指で探る。


・・・やっぱり・・・


(素材 ラビット)

そう書かれたそのタグ。


(ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・)


歩未は涙を堪えられなかった。


泣いてはいけない。


自分に致命的な持病があると知っていても
そんなことはどうにもならぬ程の

慙愧(ざんき)の念に駆られ

うさぎの死骸である(それ)を
抱きしめたまま

ただ涙を流し続けた。


他にもあった。


バッグが好きな歩未。

いつだかリサイクル店で買った
可愛いフワフワのついたバッグ

あれはなんだったろう・・・?


夢中でその毛が何なのか探った。

タグは見当たらない。

毛を掻き分けて見た。


絶句・・・


その付け根は、明らかに皮。
うさぎの皮膚であったのだ。


なんということだろう。


分かっていた。

分かってはいたのだ。

毛だということは
剃るか何かしているとは思った。

いや、そんなこと深く考えたことも
実はなかったのかもしれない。


そして、皮がついているという事は・・・

皮膚がついているということは

紛れもなく、その動物の皮膚が
剥ぎ取られたという事実。


歩未は、そのバッグのファーがまさか

奪い取ったうさぎの皮膚の一部だなどと
夢にも思わず

気にすることなく持って来たのだ。



歩未は気になり、パソコンの前に座った。

だったら・・・

だったら
うさぎ以外はどうなのだろう?


次々と浮かび上がる地獄のような光景。


ダウンも同じようにして

グースという水鳥を
生きたまま押さえつけ、羽を毟り取り

彼らは助けてくれと悲鳴を上げていた。


剥き出しになった皮膚は赤く爛れ

中には皮膚が避けてしまい
麻酔もなく太い針で縫われている

などと書いてある。

そのまま息絶えてしまう子もいるのだそうだ。


耐えがたい・・・


歩未の持っている羽毛布団には
80羽もの羽が必要とされる。


なんということをしてしまったのだ・・・

一体どうしたらいいのだろう。


途方に暮れる思いであった。



つづく・・・



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by fu-rinnosuika | 2015-12-24 02:34 | 創作 ノンフィクション | Comments(16)
        
 リアル創作 『Noticed 1』



アラフォーで、少し細身の冷え性。

色は白く、体力は無い方なのに
人と比べるとよく食べる方。


c0117518_415665.jpg



ラーメンとケーキが好きで
肉も大好き。

彼女は時折ケンタッキーで一人で肉を頬張り
至福の時を過ごしたりした。

稀に行くことがある焼肉屋でも
塩タンにホルモン、ハラミ
それらに幸せを感じ、舌鼓を打った。


女の名前は、歩未といった。



暑さが涼しさに変わり
日に日に肌寒くなる。

空気が甚だしく乾燥を始める頃

いつものように
同僚と他愛もない会話をしていた。


女子がよくする美容やファッション
特にこれからの季節の服について
そんな会話だったのだろうか。

路子が言った。


「ラビットファーの実態を知ってる?」


路子はお洒落が大好きで
流行のファッションには特に明るかった。


それまでの女子力高き会話が一遍

ある種、別世界にワープしたような
ゾッとすることを耳にした。


「うさぎが鳴いているの」

「毛を毟り取られて、血まみれで」


路子曰く、大手ファッションメーカーが
毛皮を扱わないブランドが増えつつあるという。



うさぎが鳴いている?

どういうこと?

それはどんな状態なの?



歩未はその事がずっと頭から離れず
帰宅早々、パソコンを立ち上げて検索した。

(アンゴラ かわいそう)

そんな語句を入れただろうか。


エンジンにかかり羅列された
いかにも恐ろしそうな文面が並ぶ中
1つの動画をクリックする。

そこで見たものは、歩未の想像を逸脱した。


手足を縛られ、拘束されたうさぎ。

そう、あの可愛い白うさぎ。


大人しくて飼いやすい
そう称されるうさぎには声帯が無い筈だ。

そのうさぎの白い体毛を
人間という動物の手が無造作に掴んで引き抜く。

いや、それこそ路子が言った通り
(毟り取る)だった。


そして、その度に声無き筈のうさぎから
喉の奥の、もっと奥から絞り出すような
悲鳴があがる。


毟られて露出した皮膚は赤く
血が滲んでいる。


それでも奪える限界まで
人間は容赦することなく搾取する。


それはもう二度と見たくない

もう二度と聞きたくない
阿鼻叫喚の悲鳴であった。



つづく・・・



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by fu-rinnosuika | 2015-12-23 06:48 | 創作 ノンフィクション | Comments(10)


イ・ビョンホン   以前は   彼一筋に愛していた女の   今現在の日常ブログです。
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